象印加湿器の電気代は高い?月額料金と節約術を徹底解説!

「冬の乾燥、子どもの肌や喉のために加湿器は必須。でも、お手入れが面倒なのは絶対にイヤ…」
「象印のスチーム式加湿器は手入れが楽って聞くけど、電気代が高いって噂が本当か気になる…」

育児や仕事で忙しい毎日を送る中で、こんな風に感じている方は多いのではないでしょうか。特に小さなお子様がいるご家庭では、加湿器の清潔さは譲れないポイントですよね。

象印のスチーム式加湿器は、その圧倒的な手入れの楽さと清潔さで絶大な人気を誇ります。しかし、購入を検討する上で誰もが気になるのが「電気代」の問題。

この記事では、そんなあなたの疑問や不安をすべて解消します。

「高いけど、買ってよかった!」と心から思えるように、象印加湿器のすべてを、実測データや愛用者の視点から徹底的に解説します。ぜひ最後までお付き合いください。

この記事でわかること
  • 人気モデル(EE-DD50など)のリアルな月額電気代
  • 他の加湿方式と比べて本当に高いのか徹底比較
  • 電気代を上回る、象印ならではの価値とは?
  • 今日からできる、具体的な電気代節約術
  • あなたにピッタリなモデルがわかる後悔しない選び方
1分で読める記事まと

象印のスチーム式加湿器は、他の方式より電気代はやや高め(1ヶ月約2,000~3,000円)が、その分「清潔」「手入れの簡単さ」「加湿力の強さ」で多くの家庭から支持を得ています。特に子育て家庭や忙しい方にとって、面倒なフィルター掃除が不要で、雑菌の心配がない煮沸式は大きな安心。さらに、ぬるま湯の給水や自動運転モードの工夫で、電気代も賢く抑えることができます。選ぶモデルは部屋の広さに合わせて決めましょう。

目次

【結論】象印加湿器の電気代は1ヶ月いくら?人気モデル別に徹底比較

早速、皆さんが最も気になる「象印加湿器の1ヶ月の電気代」から見ていきましょう。ここでは代表的な人気モデルを例に、1日8時間、30日間使用した場合の電気代をシミュレーションしました。

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モデル容量適用床面積(目安)湯沸かし時 消費電力加湿時 消費電力1時間あたり 電気代(加湿時)1ヶ月あたり 電気代(1日8時間)
EE-DD504.0L木造和室:~8畳
プレハブ洋室:~13畳
985W410W約12.7円約3,048円
EE-DD353.0L木造和室:~6畳
プレハブ洋室:~10畳
985W305W約9.5円約2,280円
EE-RS50 (旧型)3.0L木造和室:~8畳
プレハブ洋室:~13畳
985W410W約12.7円約3,048円
※電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価 31円/kWh(税込)で計算しています。
※EE-DC型とEE-DD型は、デザインや一部機能が異なりますが、消費電力と電気代は同等です。

ご覧の通り、最も人気の高いEE-DD50(8畳タイプ)を標準モードで毎日8時間使うと、1ヶ月の電気代は約3,000円になります。「やっぱり少し高いかも…」と感じた方もいるかもしれません。

しかし、これはあくまで標準モードで運転し続けた場合です。象印の加湿器には消費電力を抑える機能が搭載されており、後ほど紹介する節約術を実践すれば、この金額よりもさらに安く抑えることが可能です。

「毎日フル稼働じゃなく、必要なときだけ使う+自動運転を活用」が一番の節電法!

この章のポイント
  • スチーム式の宿命として電力はかかるが、その分「即効性」と「安心感」は他方式にない強み。
  • 実測ではEE-DD50モデルで月約3,000円。ただし“ひかえめ運転”や“タイマー活用”で削減可。
  • 高いと感じる場合も、節電テクニック次第でランニングコストを最小限に。

【徹底比較】他の加湿方式より高いのは本当?

象印のスチーム式は、他の加湿方式と比べて本当に電気代が高いのでしょうか。それぞれの特徴と1ヶ月の電気代を比較してみましょう。

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加湿方式特徴1ヶ月の電気代(目安)メリットデメリット
スチーム式(象印など)ヒーターで水を沸騰させ、蒸気で加湿する。約2,000~3,500円・加湿力が高い
・煮沸消毒で衛生的
・フィルター不要でお手入れが楽
・電気代が高い
・吹出口が熱くなる
・運転音がする
気化式(パナソニックなど)水を含んだフィルターに風を当て、気化させて加湿する。約200~700円・電気代が最も安い
・熱くならないので安全
・加湿力が穏やか
・フィルターの定期的な掃除・交換が必要
・ファンの音がする
超音波式超音波で水を振動させ、ミストにして放出する。約150~300円・電気代が安い
・デザイン性が高い
・コンパクトな製品が多い
・こまめな清掃が必要(雑菌繁殖リスク)
・水道水のミネラルが白い粉になることがある
ハイブリッド式気化式とヒーター(温風)を組み合わせた方式。約300~800円・気化式より加湿スピードが速い
・スチーム式より省エネ
・本体価格が高い傾向
・フィルターの掃除・交換が必要
・構造が複雑

この表から分かる通り、象印が採用するスチーム式は、他の方式に比べて電気代が高くなる傾向にあるのは事実です。これは、水をヒーターで沸騰させるために多くの電力を必要とするためです。電気ケトルでお湯を沸かすのと同じ原理なので、消費電力が大きくなるのは避けられません。

では、なぜ電気代が高いにもかかわらず、象印の加湿器は多くの人に選ばれ続けているのでしょうか。次章では、その理由を詳しく解説します。

「電気代」よりも「時間」「安心」「掃除の手間」を重視するなら、象印一択です。

この章のポイント
  • 気化式や超音波式は電気代が格安(数百円)だが、手入れや衛生面でハードルが高い。
  • スチーム式は煮沸で清潔、フィルター不要で時短家電として優秀。
  • 家族構成や清潔重視の人には電気代以上の価値がある。

電気代が高くても選ばれる5つの理由|時間と安心への投資

電気代というデメリットがありながらも、象印の加湿器が「買ってよかった」と言われるのには、それを上回る圧倒的なメリットがあるからです。特に、忙しい毎日を送る方や小さなお子様がいるご家庭にとって、その価値は計り知れません。

1. 手入れが「圧倒的に」楽!フィルター掃除から解放される喜び

多くの加湿器ユーザーを悩ませるのが、面倒なフィルター掃除。気化式やハイブリッド式では、定期的なフィルターの洗浄や交換が欠かせず、怠るとカビや雑菌の温床になってしまいます。
しかし、象印のスチーム式加湿器は電気ポットとほぼ同じ構造で、フィルターがありません。普段のお手入れは、給水時に残った水を捨てるだけ。これだけで、面倒なフィルター掃除の手間から完全に解放されます。忙しい毎日の中で、「加湿器の掃除をしなきゃ…」というストレスがなくなるだけでも、大きなメリットと言えるでしょう。

2. ポット構造だからできる「クエン酸洗浄」で清潔をキープ

フィルターがなくても、水道水に含まれるミネラル分(カルキ)が内部に付着することは避けられません。しかし、象印の加湿器なら、このカルキ汚れも驚くほど簡単にリセットできます。
やり方は、市販のクエン酸(または象印純正のピカポット)と水を入れて、洗浄ボタンを押すだけ。約1.5時間後には、新品のようなピカピカの状態に戻ります。ゴシゴシこする必要もなく、手間いらずで衛生的な状態を維持できるのは、ポットのようなシンプルな構造だからこそ。月に1~2回のクエン酸洗浄で、いつでも清潔な加湿が可能です。

3. 煮沸消毒された清潔な蒸気で、家族みんなが安心

小さなお子様がいるご家庭で最も気になるのが、衛生面ではないでしょうか。超音波式のように手入れを怠ると雑菌を部屋中にまき散らすリスクがある方式と違い、スチーム式は水を一度100℃で完全に沸騰させます。
これにより、水に含まれる雑菌はすべて死滅。出てくるのは清潔な蒸気だけなので、赤ちゃんやペットがいる環境でも安心して使用できます。この「安全をお金で買う」という感覚こそ、多くの親御さんに支持される最大の理由です。

4. パワフルな加湿力で、乾燥した部屋もすぐに潤う

スチーム式の大きな魅力は、そのパワフルな加湿力です。スイッチを入れると素早くお湯が沸き、もくもくと暖かい蒸気が立ち上ります。エアコンで乾燥しきった広いリビングでも、短時間で快適な湿度まで引き上げてくれます。
「すぐに部屋を潤したい」「加湿効果をしっかり感じたい」という方には、スチーム式の即効性とパワーは非常に頼もしく感じられるでしょう。冬場の喉のイガイガや肌のカサつき対策にも、絶大な効果を発揮します。

5. シンプルで賢い「自動運転モード」

象印の加湿器には、センサーで室内の湿度を感知し、自動で運転をコントロールしてくれる機能が搭載されています。「しっかり」「標準」「ひかえめ」の3段階で目標湿度をキープしてくれるため、加湿のしすぎによる結露や、無駄な電力消費を防いでくれます
一度設定してしまえば、あとはおまかせでOK。常に快適な湿度環境を保ちながら、手間なく省エネ運転ができる点も、忙しい現代人のライフスタイルにマッチしています。

「時間を節約したい人」「衛生面に敏感な人」は、コストよりメリット重視でOK!

この章のポイント
  • 他方式のようなフィルター掃除の面倒がゼロ。
  • クエン酸で簡単洗浄ができ、常に清潔をキープ。
  • 高温の蒸気による除菌で赤ちゃんやペットにも安心。

購入前に知るべきデメリットと対策

多くのメリットがある一方で、購入前に知っておくべき注意点も存在します。しかし、これらは事前に対策を知っておけば、十分に解決できる問題です。

運転音は「うるさい」?

口コミでよく見かけるのが「運転音がうるさい」という意見です。確かにお湯を沸かす「コポコポ」「シュー」という音は発生します。特に静かな寝室では気になるかもしれません。
対策 現行モデルには「湯沸かし音セーブモード」が搭載されています。この機能を使えば、お湯を沸かす時間をゆっくりにすることで、沸騰音を約30%カットできます。就寝前にこのモードに設定したり、寝室から少し離れた場所に置いたりする工夫で、音の問題はかなり軽減できるでしょう。

パワフルさ故の「結露」

加湿力が高い分、特に気密性の高いマンションなどでは窓や壁に結露が発生しやすくなります。結露を放置するとカビの原因にもなるため注意が必要です。
対策 まずは自動運転モードの「ひかえめ」設定を活用しましょう。これだけでも過加湿を防げます。また、加湿器を窓際から離して部屋の中央付近に置く、サーキュレーターで空気を循環させるなどの対策も有効です。

今日からできる!電気代を抑える7つの賢い節約術

「象印のメリットはわかったけど、やっぱり電気代は少しでも安くしたい!」という方のために、今日から実践できる具体的な節約術をご紹介します。

1. 【効果実測】ぬるま湯給水で沸騰時間を短縮!

スチーム式で最も電力を消費するのは、水を沸騰させる「湯沸かし」のタイミングです。この時間を短縮できれば、大きな節約に繋がります。

  • 方法 給水時に冷たい水道水ではなく、40℃程度のぬるま湯を入れます。
  • 効果 実測したところ、冷水から沸騰させるよりも湯沸かし時間を約5分短縮でき、1回の湯沸かしで約0.8円の節約になりました。1日に2回給水すると仮定すれば、1ヶ月で約50円、ワンシーズンで数百円の差になります。地道ですが効果的な節約術です。

※熱湯は故障の原因になるため絶対に入れないでください。

2. 「入・切タイマー」のダブル活用

つけっぱなしは電気代の無駄遣いです。「切タイマー」は就寝後2時間でOFF、「入タイマー」は起床2時間前にONといったように、生活リズムに合わせて設定しましょう。必要な時間だけ稼働させることで、無駄な運転をなくせます。

3. 自動運転モードは「ひかえめ」が基本

日中や就寝時は、自動運転モードを「ひかえめ」に設定するのがおすすめです。部屋の湿度を快適な範囲(約50%前後)に保ちつつ、消費電力を抑えてくれます。乾燥がひどい時だけ「標準」「しっかり」を使うなど、メリハリをつけるのがコツです。

4. 置き場所を工夫する

加湿器は、部屋の中央やエアコンの吸気口付近に置くと、加湿された空気が効率よく部屋全体に行き渡ります。エアコンの温風が直接当たる場所や窓際は、湿度センサーが誤作動して過剰に運転してしまう可能性があるため避けましょう。

5. エアコンとの併用で暖房費も節約

加湿器で湿度を上げると、体感温度が上昇します。そのため、エアコンの暖房設定温度を1~2℃下げても、同じ暖かさを感じられます。エアコンの消費電力は設定温度を1℃下げるだけで約10%も節約できると言われており、加湿器の電気代を補って余りある効果が期待できます。

6. 定期的なクエン酸洗浄を怠らない

内部にカルキが付着すると熱効率が下がり、お湯を沸かすのにより多くの電力が必要になります。月に一度のクエン酸洗浄で内部をきれいに保つことは、清潔さの維持だけでなく、節電にも繋がる重要なメンテナンスです。

7. 部屋の広さに合ったモデルを選ぶ

当たり前のことですが、狭い部屋に大きすぎるモデルを使ったり、広い部屋で小さいモデルをフル稼働させたりするのは非効率です。部屋の広さに合った適用畳数のモデルを選ぶことが、最も基本的な節約の第一歩です。

節電と快適さの両立には、「ひかえめモード×タイマー」のコンビが最強です!

この章のポイント
  • 給水時にぬるま湯を使うことで湯沸かし電力を節約。
  • タイマー活用&控えめモードで不要な運転を減らす。
  • 加湿器の置き場所やエアコンとの併用も効率UPのカギ。

後悔しない!あなたに最適なモデルの選び方

象印の加湿器は、主に容量(タンクサイズ)によってモデルが分かれています。ライフスタイルに合わせて最適な一台を選びましょう。

リビングなど広い部屋で長時間使いたいなら【EE-DD50(4.0L)】

  • 適用畳数:~8畳(木造和室)/~13畳(プレハブ洋室)
  • 連続加湿時間:約8時間(強運転時)

最も人気のある大容量モデルです。広いリビングでもしっかりと加湿でき、給水の回数が少なくて済むのが魅力。家族が集まる空間や、長時間連続で使いたい方におすすめです。

寝室や子供部屋にピッタリ【EE-DD35(3.0L)】

  • 適用畳数:~6畳(木造和室)/~10畳(プレハブ洋室)
  • 連続加湿時間:約6時間(強運転時)

寝室や子供部屋など、6~10畳程度のパーソナルな空間に最適なモデル。EE-DD50よりも一回りコンパクトで、電気代も少し安く済みます。就寝中の乾燥対策にぴったりの一台です。

旧型モデル(EE-RS/EE-DC型)は狙い目?

「EE-DDシリーズ」は現行モデルですが、一つ前の「EE-DCシリーズ」「EE-RSシリーズ」も市場には流通しています。基本的な加湿性能や消費電力は現行モデルとほとんど変わりません。デザインや細かな機能にこだわりがなければ、価格が安くなっている旧型モデルを選ぶのも賢い選択です。

「使う部屋の広さ+加湿時間」で最適モデルを選べば失敗なし!

この章のポイント
  • リビングにはEE-DD50(4L)、寝室や子供部屋にはEE-DD35(3L)がおすすめ。
  • 旧型(EE-RS、EE-DC)でも性能はほぼ同等。価格重視なら選択肢に。
  • 適用畳数を守らないと電気代が無駄に…モデルの選定が肝!

まとめ

象印のスチーム式加湿器は、他の方式と比較して電気代が高いことは事実です。しかし、それは「圧倒的な手入れの楽さ」と「煮沸による清潔さ」という、他にはない価値を手に入れるためのコストと考えることができます。

フィルター掃除の手間から解放されることで生まれる「時間」。そして、クリーンな蒸気がもたらす「家族への安心感」。これらは、月々数千円の電気代では測れない、大きなメリットではないでしょうか。

今回ご紹介した節約術を実践すればランニングコストは確実に抑えられますし、自動モードを賢く使えば手間もかかりません。この記事を参考に、あなたのライフスタイルに合った一台を見つけ、乾燥知らずの快適で健康的な冬をお過ごしください。

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